【ダイエットサプリメント】 その危険な成分とは?

ダイエット用のサプリメントというと、様々なものが販売されています。
しかし、その中には摂取してはいけないものや、販売が許可されていないもの(日本、アメリカ、海外)、継続して摂取すると危険な健康障害を引き起こすもの、死亡事故に至るもの、などがあります。

では、ダイエットサプリメントのその危険な成分について見てみましょう。



<< 危険度 高 >>

● エフェドリン、(エフェドラ/エフェドリンアルカロイド)

エフェドリン(英: ephedrine)は、鬱血除去薬(特に気管支拡張剤)、または局部麻酔時の低血圧に対処するために使われる交感神経興奮剤で、漢方医学で生薬として用いられる裸子植物のマオウ(麻黄) に由来するアルカロイドです。
日本でも主に感冒薬(風邪薬)に対する医薬品として使用販売されています。
体重減少の効果もあるようでダイエット薬あるいは気分を高揚させる薬としても使用されていますが、あくまでも医師の指導の処方の元での服用が必須となります。
かつてエフェドラを含む中国製のダイエットサプリメントとして販売されていた当時には数百件の副作用や死亡事故が発生したようです。

● アリストロキア酸
ウマノスズクサ属 Aristolochia およびカンアオイ属 Asarum の植物などに含まれています。
減量や関節痛、胃腸障害の緩和に効果があるされていますので、健康食品や生薬、漢方薬などで使用されることがあります。
含有する漢方薬による腎障害は重篤な転帰をとる例が多く、尿路がんなどの発生も報告されています。
重篤な腎障害および尿路系がん、腎不全、伝達性海綿状脳症(TSE)、神経系や肝臓に対する毒性作用があります。

● フェンフルラミン

フェンフルラミンは中枢性食欲抑制作用のある肥満症の治療薬の成分です。
鎮咳薬としてまた覚せい剤原料として用いられているエフェドリンの構造とも類似しています。
かつて、ダイエット用の健康茶の中に混入されていました。甲状腺障害や肝機能障害などが発生し死亡事故も起きたようです。
厚労省が公表した調査報告書では、中国製健康食品の肝障害の原因物質は、N-ニトロソフェンフルラミンであると明らかにしています。
日本では承認されておらず販売できませんが、健康茶の成分として入っていてもおかしくありませんので気をつけて置くべき成分です。
参照:横浜市衛生研究所
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/yakuzi-inf/higai/fenfluramine.html

● シブトラミン(ジブトラミン)

いわゆる痩せ薬の一つですが、日本ではかつてエーザイから医薬品製造販売承認申請されたましたが却下されています。
摂食障害の人や他の中枢神経に作用する痩せ薬ですが、安全性が確認されていません。
緑内障患者には禁忌(絶対に摂取してはいけない)で、高血圧、肺高血圧や心拍数上昇が発現することもあり、心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされています。
死亡事故も少なからず発生しているようですので注意が必要です。
日本国内では個人輸入するしか入手方法がないのですが、実際には幾つかの美容内科や美容外科で処方されているようですので気をつけてください。
シブトラミン(ジブトラミン)は医薬品製造販売承認を取得していないので医薬品副作用被害救済制度の適用対象にはなりませんので摂取してはいけません。
シブトラミン(ジブトラミン)が入った製品としては、新一代超級脂肪燃焼弾(スーパーファットバーニング)、せん之素こう嚢(第二代)、V26などがありますので注意してください。

● 甲状腺末
甲状腺ホルモンの一種で体の基礎代謝を高める働きがあり、痩せ薬や健康食品として使用されています。
「之素嚢」「ハイパータイト」「ドリームシェイプ」などから甲状腺末成分のチロキシンなどが検出され、2002年に未承認医薬品「御芝堂減肥こう嚢」を服用した者に肝機能障害が発生、1名が死亡、また未承認医薬品「せん之素こう嚢」からは乾燥甲状腺末とフェンフルラミンが検出し、厚労省は使用中止を呼びかけた経緯があります。
副作用は肝機能障害以外にも倦怠感、動悸、狭心症、うっ血性心不全などがあります。
厚生労働省はこの成分を含む健康食品(ダイエット・痩身用など)について健康被害が発生する可能性があると注意を喚起してます。

● マジンドール
マジンドール(Mazindol)は、日本でも食欲抑制薬として使用されています。”サノレックス”としてノバルティスファーマから販売されています。
食事療法や運動療法の効果が不十分な場合の高度肥満症のみに使用される劇薬ですので、お医者さんいよる処方が必要です。
このマジンドールを含む中国製のダイエット健康食品により死亡事故も発生してますので注意が必要です。
また、アルコール・薬物依存の既往、不安、抑うつ、異常興奮または統合失調症などの精神障害のある場合は決して使用してはいけません(禁忌)。





<< 危険度 中 >>

● フェンテルミン
フェンテルミンは向精神薬として使用されていますが、食欲抑制作用を持つためダイエット目的として使用される人がいます。
しかし、国内では未承認医薬品ですので個人輸入するしかありませんが、”心機能”に強い副作用があり、健康障害が報告されています。

● ジアゼパム
主に抗不安薬、抗けいれん薬、催眠鎮静薬として用いられていますが、摂取しすぎたり継続して使用すると依存症や意識の昏迷、昏睡などを生じます。
副作用に、傾眠傾向、抑うつ、吐き気、運動機能・協調運動障害、動揺性めまい、神経過敏、順行性健忘(特に、高用量を服用した時)などがあり、
食欲を抑えたり吐き出したりする目的で使用されると非常に危険な成分ですので注意が必要です。
長期間にわたって使用すれば依存症による重篤な問題の原因となりります。

● フェノバルビタール
抗てんかん薬として使用されますが、不眠症・不安の鎮静や、てんかんのけいれん発作などに作用します。フェノバールで販売されています。
副作用に、めまいや食欲不振などがあり、これを利用したダイエット食品が考えられますので注意しましょう。

● フルオキセチン
抗うつ薬の1つですが、日本では未承認の医薬品です。
ダイエット障害などにありがちな摂食障害等に有効とされますが、副作用としては、吐き気、頭痛、神経痛、食欲不振、自殺リスクなどがありますので注意しましょう。

● カバ(kava)、カヴァ
カヴァ(kava)はコショウ科の潅木で、カヴァラクトンと言われる向精神物質群を含んでいる向精神性薬物です。
カヴァの成分を抽出し製造されたサプリメント剤による、重篤な肝臓障害を含む健康被害が欧米諸国で発生しており、日本でも販売監視が強化されています。

● オルリスタット
肥満治療薬の一種ですが、日本では製造承認されてません。
体内での脂肪吸収を抑制する作用があるようですが副作用などが未確認状態です。ビタミンA、D、E、K、βカロテンの吸収も阻害されるためこれらビタミン類の摂取量を増やす必要があるようです。





<< 使用注意喚起 >>

コレウスフォルスコリエキス末
インドなどでよく食べられコレウスフォルスコリという植物からの抽出物です。
代謝を促進し脂肪燃焼効果が期待できるということで日本ではフォースコリーという製品に配合されています。
副作用としては正式には確認されていませんが、使用者からは吐き気や頭痛などが報告されているようです。
また、イタリアでは急性中毒症状(興奮、錯乱、幻覚、頻脈、散瞳、健忘)や有害事象(振戦、無力症、視覚障害、錯乱)が報告されているようです。

クマリン
クマリンは、桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種で、バニラに似た香りが特徴です。
むくみ解消などダイエット用サプリメントとして日本で販売されているメリロートには医薬品で定められている服用量(最大4.0mg/日)の2倍を超えるクマリンが含まれているようです。
副作用などは明確に確認されていませんが、肝機能障害への懸念があるようです。




 <参照サイト/資料>

  ・厚生労働省
  「エフェドリンアルカロイド等を含む製品に関する規制措置情報について」  
  「健康食品の安全性と有効性について」  
  「医薬品成分(甲状腺末)が検出されたいわゆる健康食品について」  
  「甲状腺末を含有する痩身用健康食品の監視指導について
  
  ・横浜市衛生研究所
  「ダイエット食品とフェンフルラミン
  
 ・国立健康・栄養研究所 情報センター  
 ・My News Japan
  





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