【ダイエットサプリメント】 死亡事故や健康障害の発生事例

アメリカ製、中国製、タイ製、などのダイエット用健康食品(サプリメント)を使用し、実際に健康被害を発生させた主な事例について以下に掲載しておきます。



● 「液体プロテイン」

アメリカで販売されたダイエット用飲料の「液体プロテイン」により、減量中に突然心停止を起こすという症状で58人が亡くなりました。
コラーゲンやゼラチンを加水分解し人工甘味料を加えた飲料でした。


● 「アマメシバ」

「アマメシバ」は東南アジア原産の植物で痩せるためのダイエット健康食品として販売されていましたが、2000年までに200人以上の肺機能障害の患者を発生させて死者も9人でました。
その後日本でも販売されましたが、同様な健康被害が発生し2004年に販売禁止となりました。


● 「せん之素こう嚢」 「御芝堂減肥こう嚢」 「茶素減肥」

カプセルタイプの中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)で、「せん之素こう嚢」などでは日本で死亡被害や健康被害を受けて入院している人が多数(197人)でました。
また、「御芝堂減肥こう嚢」では194人(死亡1人)が健康被害を受け、「茶素減肥」では34人が健康被害を受けました。
その有効成分は”フェンフルラミン/甲状腺末”で、日本ではフェンフルラミンは承認されていないので販売できませんが甲状腺末については医薬品として承認されていますので、もし使用する場合はお医者さんの指導処方を仰ぐことをお勧めします。


また、「せん之素こう嚢」には”シブトラミン(食欲抑制効果)”という非常に危険な成分も入っていました。
シブトラミン(食欲抑制効果)は、アメリカFDAで以前に認可されましたが2003年8月までに54名の死亡事例 (30例は心血管が原因) が報告されてました。
その後、欧州SCOUT試験で”心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなる”という結果を受けて、2010年にアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等でメーカーの自主回収が行われ、インドでは販売禁止となっています。
現在は販売・流通を中止しているようですが、その成分を含む薬剤について最近注意喚起がFDAより行われています。


● 「ホスピタルダイエット」 「MDクリニックダイエット」

「ホスピタルダイエット」「MDクリニックダイエット」はタイ製の痩せ薬(無承認無許可医薬品)として個人輸入され使用されていました。
その有効成分は”甲状腺末”で、健康被害や死亡事故も発生しており自身の独自の判断での”甲状腺末”の使用は危険だと言えそうです。


● 「エフェドラ」

「エフェドラ」はアメリカで人気のダイエットサプリメントでしたが、死者100人以上を出し脳出血や心筋梗塞などの重篤な副作用を生じた結果、2003年12月に販売禁止となりました。
成分は麻黄(マオウ)というハーブでエフェドリンという成分が作用し、食欲を減退させて同時に基礎代謝を上げるというものでした。
厚生労働省報告書「エフェドリンアルカロイド等を含む製品に関する規制措置情報について」では、

上記の他に、卒中発作,心臓発作,心拍異常,けいれん発作,精神病,死亡などの有害事象が報告され、瞳孔散大,神経衰弱,振戦,発汗,血圧上昇などの重度の健康障害への注意勧告がされています。
こちらの報告書では、最終的なまとめとして、
「これらのサプリメントによる問題は、1)ハーブとして販売されているが医薬品成分、未承認の医薬品成分さらにはフェンフルラミンのような禁止成分まで含有していることによる安全性の問題、2)ephedraのようなレクリエーションドラッグとされる製品の乱用による問題、3)aristolochic acidsのような毒性を持つ天然物が混入することによる問題、4)製品の品質に関する問題、などが大きな要素となっています。医薬品と比較して情報が少ないため、各国規制当局は対応に苦慮する一方で、インターネットによって販売者からの一方的な情報提供のみで、一般消費者がこのような製品を簡単に入手できてしまう現状も大きな問題であると思います。」
と締めくくられています。皆さんも十分に注意しておきましょう。


● 「オキシエリートプロ」

「オキシエリートプロ」はアメリカで販売されているカプセルタイプのダイエットサプリメントです。肝機能障害により、一人が死亡し合計29人の健康被害者がでています。
現在も販売されているようですので個人輸入が可能なため注意が必要です。現在は厚生労働省からも注意喚起がされています。



以上、上記がダイエットサプリメントでの健康障害の事例です。
漢方薬は副作用が少ないと思われている方も多いかと思いますが、上記のような例の他にツムラの「小柴胡湯(しょうさいことう)」(成分:柴胡、黄ごん)などでは関節性肺炎という副作用により10人が死亡したと報道されました。


自分の身を守るためにも、使用されるときには販売者やお医者さんから副作用についてよく教えてもらい、自分でも調べるなどして十分理解してから服用することが必要です。
健康被害に合わないためには、自己防衛が基本であることを肝に銘じておく必要がありそうです。



 <参照サイト/資料>

  ・厚生労働省 医薬食品局等資料
  「中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)による健康被害事例等
  「「いわゆる健康食品」による健康被害事例
  「個人輸入した未承認医薬品等の服用後に発生した健康被害事例について
  「中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)に関する調査結果
  「「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について
  ・国立健康・栄養研究所 情報センター
  ・「病気になるサプリ 危険な健康食品 (幻冬舎新書)“」左巻 健男著
  





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