ミネラル欠乏症と過剰症 そしてその副作用とは?

ミネラルが欠乏すると様々な健康障害が出てきます。高血圧や関節痛、動脈硬化や狭心症、骨軟化症、抜毛、白髪、貧血症、骨格不全、
甲状腺腫、腎臓結石、胆石、心筋梗塞、発育不全、痛風、低血糖症、神経痛、精神障害、脳卒中、肝硬変などです。


一般的な知識として知っておいても損はなさそうですし、ダイエットなどで食事制限をしている場合には陥りやすいですので参考にしてみてください。



ミネラル欠乏症

1. カルシウムCa : くる病、骨軟化症、骨多孔症、不眠症、歯の発育不全、関節痛、高血圧、喘息、鼻アレルギーなど。
カルシウムの摂取はマグネシウムと2:1の割合で摂るのが望ましい。そして、運動不足はカルシウム不足と招くとともに、牛乳の飲み過ぎや炭酸飲料、インスタント食品の摂り過ぎもカルシウム不足を招く。また、ビタミンDと一緒に摂取するとカルシウムの吸収を促進する。カルシウム以外もそうですが基本的にミネラルは単体ではなく他のミネラルと一緒に摂るのが望ましい。

2. 塩素Cl : 抜毛、抜歯など。
塩素殺菌されている飲料水を飲んでいる多くの日本人は、ビタミンEを多く摂る必要がある。ヨーグルトなどを食べると良い。

3. クロムCr : 動脈硬化症、糖尿病、低血糖症、体重減少、高コレステロール、白内障など。
クロムはビタミンCの体内への吸収に関わるので欠乏すると吸収率が低下する可能性がある。

4. コバルトCo : 貧血症など。
菜食主義の方はこのコバルトが不足している可能性が高いと考えられる。

5. 銅Cu : 貧血症、浮腫、骨格不全、骨多孔症、心臓障害、動脈硬化、抜毛、白髪、甲状腺機能低下、胃腸障害、月経不順、髄鞘脱落(うつ病)など。

6. フッ素F : 虫歯など。

7. ヨウ素(ヨード)I : 甲状腺腫、甲状腺機能減弱症など。

8. 鉄Fe : 鉄欠乏性貧血など。

9. マグネシウムMg : 腎臓結石、胆石、発育不全、極度の過敏症、衰弱、筋肉のコリ、ケイレン、ひきつけ、狭心症、心筋梗塞、腎不全など。
ピル常用者や妊娠中、お酒を多く飲む人はマグネシウムが不足気味となりがちです。マグネシウムを摂取する場合は、カルシウムと一緒に1:2の割合で摂取するのが良い。

10. マンガンMn : 運動失調症、発育不全、骨の退化、平衡感覚不全、ルーペス、重症の筋無力症など。

11. モリブデンMo : 血中尿酸値を高めて痛風となるなど。

12. リンP : くる病、歯槽膿漏、発育不全、衰弱、体重減少など。

13. カリウムK : 浮腫、低血糖症、筋肉の収縮・弛緩の調整困難で疲労、神経異常興奮、便秘など。

14. セレニウム(セレン)Se : 視力減退、前立腺肥大、幹細胞壊死、筋肉退化、不妊症、精神衰弱、高コレステロールなど。

15. ナトリウムNa : 炭水化物の消化不良、神経痛、吐き気、高血圧、呼吸不全、筋力低下、浮腫、副腎機能低下、心臓疾患、気管支喘息、ネフローゼ、めまい、精神異常、筋肉ケイレンなど。

16. サルファ(イオウ)S : 特になし。

17. イバナジウムV : 動脈硬化、狭心症、貧血症など。

18. 亜鉛Zn : 前立腺肥大、動脈硬化症、発育不全、感染症抵抗力低下、味覚嗅覚障害、精力減退、円形脱毛症、痛風、白血病、癌、心筋梗塞など。
ニコチン中毒を緩和するには亜鉛を多めに摂取すると良い。

19. リチウムLi : 神経・精神障害、躁うつ病など。
リチウムが欠乏するとナトリウム、カリウム、マグネシウムのバランスに影響する。

20. ニッケルNi : 腸の吸収障害、心筋梗塞、脳卒中、肝硬変など。





ビタミン過剰症と副作用

1. カルシウムCa : 高血圧、腎臓障害、ホルモン異常、カルシウム過多症など。
カルシウムを一日2,000mg以上摂取するのは避けたほうが良い。牛乳の飲み過ぎはかえってカルシウム不足を招く可能性があるので注意したい。

2. 塩素Cl : 不快など。
一日15g以上で副作用が出る可能性有り。

3. クロムCr : 六価クロムは危険。
三価クロムは毒性がないが六価クロムは非常に危険な毒性を持つので要注意。

4. コバルトCo : 骨髄過形成多血球症など。

5. 銅Cu : ネフローゼ症候群、肝臓疾患、ウィルソン病、リウマチ性関節炎、精神病など。

6. フッ素F : 特にないが過剰摂取は良くない。
一日の限度は20ー80mgです。

7. ヨウ素(ヨード)I : 薬剤のヨウ素には副作用があるので要注意。
天然のヨウ素には副作用はない。

8. 鉄Fe : 胃腸障害、皮膚の色素沈着、関節炎、子供は要注意。

9. マグネシウムMg : ネフローゼ、副腎機能低下、尿毒症、黄疸、精神障害など。

10. マンガンMn : 鉄不足、肺炎、パーキンソン病など。

11. モリブデンMo : 脱毛症、体重減少、ストレスによる適応不能など。

12. リンP : カルシウム不足など。
リンを過剰摂取すると骨からカルシウムが溶け出して骨がもろくなる。炭酸飲料やインスタント食品を多く摂るとリン過剰となり骨がもろくなる。

13. カリウムK : 25g以上の塩化カリウム摂取は副作用をもたらす可能性がある。

14. セレニウム(セレン)Se : 歯の色素沈着、皮膚の黄変、むくみなど。
一日の摂取量は、500ー1,000μgを上限とする。

15. ナトリウムNa : 下痢、筋肉ケイレン、呼吸疾患、高血圧など。
一日の摂取量は14gを上限とする。

16. サルファ(イオウ)S : 無機イオウの過剰摂取は要注意。
有機イオウには毒性は無い。

17. イバナジウムV : 呼吸器衰弱など。合成のバナジウムは要注意。

18. 亜鉛Zn : 鉄やリン、銅の代謝を妨げる。

19. リチウムLi : カルシウムのバランス不調、副甲状腺機能亢進、多尿症、甲状腺機能減退など。

20. ニッケルNi : 呼吸器系疾患、皮膚炎、肺ガンなど。

21. 有害ミネラル カドミウムCd : 腎臓障害、肝臓障害、骨の異常、高血圧、食欲減退、癌。イタイイタイ病など。
喫煙や汚染された魚介類、排気ガス、電気メッキの排水、自動車タイヤの摩耗埃などから体内に吸収される。
体外排出を促すには、ビタミンCやビタミンE、鉄、亜鉛、カルシウム、セレニウム、などを摂取するのがよい。マルチビタミン・マルチミネラルに含まれる。

22. 有害ミネラル 水銀Hg : 腎臓や肝機能障害、食欲減退、体重減少、情緒障害など。
汚染された魚介類、石油製品、化粧品、毛染め(ヘアダイ)、アマルガム(歯の詰め物)などから体内吸収される。
体外排出を促すには、ビタミンAやビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、セレニウムなどを摂取するのがよい。マルチビタミン・マルチミネラルに含まれる。

23. 有害ミネラル 鉛Pb : 腎臓や肝臓障害、頭痛、うつ病、疲労、イライラ、めまい、不眠症、便秘、高血圧、貧血、精神錯乱など。
排気ガス、ガソリン、塗料、タバコ、缶詰、毛染め(ヘアダイ)。新聞、印刷、缶ジュース、道路脇で育つ農作物などから体内吸収される。
体外排出を促すには、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄、セレニウムなどを摂取するのがよい。マルチビタミン・マルチミネラルに含まれる。

24. 有害ミネラル ヒ素As : 皮膚障害、体毛消失、全身疲労、精神障害、聴力・呼吸器系への悪影響など。
汚染された魚介類、殺虫剤、石灰、残留農薬などから体内吸収される。
体外排出を促すには、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、セレニウムなどを摂取するのがよい。マルチビタミン・マルチミネラルに含まれる。

25. 有害ミネラル アルミニウムAl : 胃腸刺激、腎臓障害、ケイレン、精神障害など。
アルミ鍋、アルミホイル制酸剤、アルミ缶、浄水剤などから体内吸収される。
体外排出を促すには、ビタミンB6、マグネシウムなどを摂取するのがよい。マルチビタミン・マルチミネラルに含まれる。




当サイト内の下記ページも参考にしてみてください。

●「ビタミン欠乏症と過剰症そしてその副作用とは?
●「ミネラル欠乏症と過剰症そしてその副作用とは?
●「ダイエットで 【ビタミン・ミネラル】 が欠乏すると恐ろしい?
●「【マルチビタミン・マルチミネラル】の働きとは?
●「【効果のあるダイエットサプリメント】 とは?





参照:「マルチビタミン(ミネラル)で病気はどんどんよくなる」神津健一著





スポンサーリンク



関連記事

【ダイエットサプリメント】 医薬品との危険な相互作用とは?

女性の皆さんは誰しもダイエットサプリメントを一度は使用したことがあるのではないでしょうか? そ

記事を読む

【マルチビタミン・マルチミネラル】 医薬品とサプリメント

マルチビタミンやマルチミネラルを摂取する時に、医薬品の方が良いのかサプリメントでいいのか迷う時が

記事を読む

【マルチビタミン・マルチミネラル】 の有効な摂取方法とは?

以前に、「【マルチビタミン・マルチミネラル】 は死亡率を上げる!?」 という記事を掲載しましたが、

記事を読む

【ダイエットサプリメント】 被害にあっても自己責任?

実際にダイエットサプリメントで健康被害を受けた場合どう対処すれば良いのでしょうか? 医薬品による被

記事を読む

痩せる 【ダイエット】 の秘密とは?

痩せる【ダイエット】と言うと、”痩せないダイエットなんてあるの?”、”ダイエットの目的は痩せることで

記事を読む

【ダイエット】 と死亡率の関係

【ダイエット】 と死亡率の関係ってあるのでしょうか? ダイエットをすると痩せすぎたり、ストレスなど

記事を読む

コンビニおにぎりでダイエット?
 気をつけたい食品添加物とは?!

食品添加物の中には癌の原因になる物質もありますのであなたも是非とも気をつけて下さい。 食品添加

記事を読む

【ダイエッットして美人になる】 サプリメントとは?

このタイトルは女性にとって魅力的かもしれませんね(笑)。 女性は誰でもいつでも、綺麗になりたも

記事を読む

ダイエットで 【ビタミン・ミネラル】 が欠乏すると恐ろしい?

ダイエットしていると、どうしても栄養の偏りや不足が発生しがちになります。 ビタミンやミネラルが欠乏

記事を読む

今流行りの 「トクホ」 とは? 
「トクホ」 1242品目のワナ?!

「機能性表示食品」という保健機能食品(トクホ)は、わずか2年弱で作られた制度です。 区

記事を読む

PAGE TOP ↑