【ダイエット】 と死亡率の関係

【ダイエット】 と死亡率の関係ってあるのでしょうか?
ダイエットをすると痩せすぎたり、ストレスなどがたまっって免疫力の低下や健康障害を引き起こして死亡率が低下するということは考えられます。しかし、ここではそのような曖昧なデータの無いお話は致しません。

この記事では、データに基づいたダイエットそのものやダイエットに関わる食物やビタミンなどと死亡率について見てみます。


少しデブの方が長生きする?

皆さんはBMIという数字をご存知ですよね。
ボディマス指数 (Body Mass Index) と言いますが、ヒトの肥満度を表す体格指数です。
体重が Wkg、身長が Tm(cmではない)の人のBMIは以下の計算で求められます。

    BMI = W /(Tの2乗)

BMIの標準だとされる範囲は、「18.5 ~ 25.0未満」 とされています。

そして、19歳~84歳の男女146万人の死亡率を追跡調査した結果、なんとBMIが男性は25女性は23の人達が一番長生きするということが分かりました。
つまり、男女とも小太り・ちょいデブの方が長生きするという結果だったのです。最近ちょっと太ってけた方は少し安心ですね。

ちなみに、例えばBMI=25というのは、身長160cmで体重64kg、身長170cmで体重72.3kg、身長180cmで体重81kg です。
そして、BMI=23というのは、身長150cmで体重51.8kg、身長160cmで体重58.9kg、身長170cmで体重66.5kg です。

ハッキリとした理由は解明されていませんが、無理して痩せると免疫力が落ちるということかもしれません。また、皮下脂肪は少しあった方が身体が外部環境から守られて怪我もしにくく体調も安定するからかもしれません。

実際に特に50歳以降の痩せすぎはかえって寿命を縮めるとお医者さんは注意をうながしています。ただし、だからと言って太りすぎはかえって寿命を縮めることになり、お腹周りはお尻周りより細い方が良く、ウエストは男性なら85cm以下女性なら90cm以下が望ましいようです。



ビタミン・塩分・お酒・コーヒーなどは?

● ビタミンE と βカロテン を毎日摂ると死亡率が3ー5%上がる。

平均年齢63歳の男女29万6707人を対象とした平均3年間の調査では、ビタミンEとβカロテンを毎日摂取すると死亡率が3~5%上がるという結果が出ています。
一般には、ビタミンEについては抗酸化作用があると言われており、βカロテンについてはガン抑制効果があるとする一方で、喫煙者において肺がんのリスクが高めるという効果もでています。

ですので、それぞれビタミンEについてもβカロテンについても摂り過ぎは良くない、毎日頻繁に摂取するのは摂り過ぎということのようです。

● 塩分を控えすぎる とかえって死亡率が上昇する。

塩分は少なめよりも少し多めの方が死亡率的には良いようです。
最適な量としては一日12g程度が推奨されています。17カ国35~70歳までの男女10万1945人を対象とした調査ですのでそれなりに信憑性のあるデータと言えそうです。塩分控え目という宣伝文句はかなり昔からありましたが、ここ最近はそのデータの根拠が怪しいということに皆が気付き始めています。

● お酒は一日一杯 程度を飲む方が長生きする。

ここで言うお酒一杯は、ビールで250ml赤ワイン一杯日本酒0.5合チューハイ半分程度ですのでかなり少なめの一杯ですので、お酒好きの方は喜び過ぎないようにしましょう。
心筋梗塞や脳卒中による死亡率が男性で30%女性では40%低くなる。という結果がでています。

平均年齢が56歳の男女49万人を対象として9年間の追跡調査を実施した結果ですので信憑性は高いデータと思われます。
昔から酒は百薬の長と言われてきましたが、この結果それを証明したかのようです。根拠としては少々のお酒では肝臓への負担よりも腸内の善玉コレステロールが増すことによる効果が勝っているということなのかもしれません。

● ナッツ一掴み 毎日食べると病気になりにくい。

週一回の摂取で7%週五回の摂取で11%死亡率が下がるという結果が出ています。平均年齢58歳の男女11万9千人を対象として、25年間の追跡調査を実施した結果です。

ナッツはビタミンやタンパク質も含まれていて非常食としても良いとされ、プチ断食やダイエット時の栄養補給食品としても人気や効果がありますが、それをデータで示した形となりました。
また、量が少なくても満足度や栄養度が高いので体重が減るダイエット効果も期待できます。

● 一日2杯以上 のコーヒーで死亡率が下がる。

男性では10%女性でも15%死亡率が下がるという結果がでています。調査は年齢が51歳~70歳までの男女40万2260人を対象として13年間調査されました。昔コーヒーダイエットというのが少し流行りましたが、ダイエット効果は無いとしても健康には良さそうですね。

● ビタミンD は死亡率を下げる。

血中ビタミンD濃度が高ければ高いほど死亡率は下がるという結果が出ています。世界各国の50歳~79歳までの男女88万128人を対象として。29年間調査を実施しています。
ビタミンDはそもそも一日に必要な量のうち食事から摂取できる(現実的な量)のはたったの10%程度です。実際に必要量を食事で摂ろうとするとかなりの量の野菜や魚などを摂る必要があり現実的ではありません。

実は、ビタミンDは太陽の光を浴びることで皮下で生成されることが分かっています。皮下のコレステロールが紫外線によりビタミンDに変化する。ちにみに、日焼けサロンの光でも同様にビタミンDは生成されるようです。日光浴の時間の目安として、夏は10分、冬は1時間。
成人(男女)の太陽光以外での摂取目安量としては、5.5μg(200IU)/日で上限を50μg(2,000IU)/日としています。

日光浴でこのビタミンD10μgを補給できる時間としては、顔と手の平だけで夏なら10~20分程度、冬なら北海道で140分、沖縄で15分ほどです。また、紫外線によるシミやソバカスなどはその2~3倍の時間浴びた場合に問題となるようです。



参考:「みんなが信じている健康法のウソ」 浦島充佳著




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